まだ世間では認知度の低いフリーランス。医療職のフリーランスとはどういった働き方を指すかご紹介していきます。
目次
そもそもフリーランスとは?
フリーランスとは、病院(企業)など組織に所属せず、仕事に応じて自由に契約する働き方をする人のことです。おもにプログラマー、カメラマン、デザイナーなどの職種が一般的に知られています。
最新の情報では日本のフリーランス人口は1670万人もおり、労働人口の24%もいるそうです。
日本には現在、1000 万人余りのフリーランス(副業・兼業を含む)がいると言われています。国内労 働力人口の約 6 分の 1 にあたる数で、経済規模にすると 20.1 兆円という試算1もあります。 米国では、1 億 6 千万人の労働力人口のうち 5,730 万人が既にフリーランス化しており、2027 年には フリーランス人口が過半数になるという予測が出ています2。 その背景には、独立・副業の敷居が大幅に下がったことがあります。クラウドストレージやビデオチャ ットのお陰で場所や時間にとらわれない働き方(リモートワーク、テレワーク)が可能になり、コワーキ ングスペースや各種アシスタントサービスは事務所開設や細々した事務作業の手間とコストを削減しま した。業務委託ベースの人材紹介サービスや、シェアリングエコノミー、クラウドソーシング等のマッチ ングプラットフォームが注目を集め、簡単な Web 登録をするだけで営業ツールを準備しなくても気軽に 仕事を探せるようになっています。 また、今後は人生 100 年時代と捉えるならば、65 歳で定年退職した後のセカンドキャリアでは、誰も がフリーランスとして働いていく可能性があります。変化の激しい時代においては、自身のキャリアを 勤め先の人事部の判断に預けて、一社に依存すること自体がリスクです。定年を待たずして、若いうちか ら自律的に自身のキャリアと向き合うことが大切だという考え方は、ミレニアル世代を中心に拡がり始 めています。 そのような中、今年 1 月には厚生労働省によりモデル就業規則の改定案が公表されました。「副業元 年」と言われ、大企業から中小企業まで副業解禁する企業が次々と現れているため、すきま時間で副業を する副業系フリーランスは今後ますます増えていくと考えられます。
(引用元:フリーランス白書2018 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000189092_2.pdf)
国もフリーランスを推奨しています。
安倍内閣では世耕大臣が以下のような発言をしていました。
安倍内閣にとって「働き方改革」は最大のチャレンジであり、「兼業・副業」や
(引用元:経済産業省 https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/employment/pdf/001_03_00.pdf)
「フリーランサー」のような、「時間・場所・契約にとらわれない、柔軟な働き
方」は、働き方改革の「鍵」となると思っています。
日本経済が今後もしっかりと成長していくためには、従来の「日本型雇用システ
ム」一本槍ではなく、兼業・副業や、フリーランサーのような、「雇用関係によ
らない働き方」によって、働き手ひとりひとりの能力を、最大限に引き出すこと
が必要です。
実際に医療職がフリーランスとして働くには?
医師、看護師、薬剤師など医療職としてのスキルを生かせるフリーランスの仕事内容は様々です。例えば、医療健康に関する記事を執筆するメディカルライターや、インフルエンサーとしてメディアで活躍したりする人もいます。講演や研修を行なっている方もいます。最近ではユーチューバーとして活躍する医療職の方も増えています。ただこうした働き方は不安定な収入体系であるため、誰しもが出来る訳ではありません。
現実的にどのような働き方があるのでしょうか。
- 常勤職員の少ない病院で非常勤として働く。
- 応援スタッフとして期間限定で医療過疎地で働く。
- 夜勤専従で働く。
- 美容・自由診療クリニックで非常勤として働く。
- 派遣社員として働く。
正確には雇用関係を結ぶケースが多いためフリーランスと定義付けするか曖昧ですが、プライベートを確保し自由にお休みを決めながら、正社員以外の働き方で収入を得る方法は様々あります。
当社では市場に出回っていない求人も皆様の働き方に合わせ企業側と交渉します。ぜひフリーランスという働き方にご興味をお持ちの方は、雇用保険の事・業務委託の事・確定申告の事などフリーランスに関わる事をお伝えさせて頂きます。お気軽にお問い合わせください。
この記事へのコメントはありません。